Overview

“MyFF”は、医学教育の当事者である医学生の声を、医学教育や医師養成の仕組みにうまく反映させたいという思いを持った有志によるプロジェクトです。

問題意識 / 目的

私たちの問題意識は、様々な医学生と関わる中で、その声をうまく医学教育に反映させるシステムができないかーーという所から始まりました。近年、医学教育の外部評価が行われるようになったことをきっかけに、ようやく教育内容を検討する場に当事者である医学生が関わる動きが広がってきましたが、まだまだ「受け身」の立場が支配的だと言えるでしょう。

もちろん、国家資格であり、国民からの厚い信頼も必要である「医師」の養成について、一朝一夕で教育システムを大きく変えることはできません。しかし、学習者である医学生の現状やニーズの把握、大学や分野の枠を超えた教育内容の比較検討などを行っていくことで、少しずつ教育内容・手段に働きかけ、医学教育を良くしていくことはできるはずです。

さらに、若手医師の進路選択・キャリアや、若手医師を取り巻く制度設計などに対しても、当事者である医学生・若手医師の声は反映されにくいのが現状です。そしてそれは、医学生や若手医師の考え・声を集め、適切な形で届ける仕組みがないことにも起因しています。

医学教育を受けている当事者は医学生であり、これからの医療を担う当事者も医学生・若手医師たちです。その当事者の意見を、教育や制度に少しでも反映させたい。そんな思いを持った有志と、その呼びかけに応じた数名の医学生が中核となって、MyFFは立ち上がりました。

私たちのアプローチ

MyFFの主な活動は「医学生の声・意見」をアンケートを通じて集め、それを国・医学教育業界・学会・医師会など、教育・制度を動かしていく立場のステークホルダーに届けていくことです。そのために、LINE等のSNSを通じて医学生の登録者と繋がり、定期的なアンケートを実施し、その結果を医学業界および社会に発信していくことを主な活動とします。

MyFFの名前の由来

医学生や若手医師の考え・声を集める。これからの医療を担うそんな人たちのことを、私たちは”Medical Youth”と呼びます。また、略称にした時 “My”になることで、これからのことを「自分事」として参加者みんなで考えて行きたいという思いが込められています。

このプロジェクトは代表が集まって行う”Board”ではなく、むしろ誰もが参加できる”Forum”です。この言葉は古代ローマの市の中心に設けられた公共広場「フォルム」に発し、転じて今日では広く公共的討論のことを指すようになったと言われています。MyFFでは、全医学生を数人の限られた医学生で代表するのではなく、全員の声を漏らさず集め、届けようとしています。

でも、一般的にフォーラムというと、敷居が高く感じられたり、あるいは直接集まって行われるもののように感じる方もいるでしょう。でも、MyFFの描くforumはちょっと違います。「スマホ等を使って、指1本で誰でも、いつでも、どこからでも簡単に参加できる」ものです。これが”Fingertip”に込められた意味です。

Medical Youth Fingertip Forum――それは、いま、この文章を読んでいるあなたこそが、自分の声で、自分の未来のために、自分の思いを発信していく場所です。

組織体制について

医学生は、学業生活の多忙さゆえに、課外活動にコミットできる時間が限られています。そのため、多くの有意義な学生による活動が立ち上がっても、核となるメンバーの卒業や実習入りなどをきっかけに、活動が停滞してしまうことが少なくありません。本プロジェクトの立ち上げに関わった3名は多くの学生活動の支援を行ってきましたが、医療系学生の活動において「継続性」は大きな課題だと認識しています。

そのため本プロジェクトは、社会人を中心に組織(一般社団法人)を作り、運営に必要なノウハウ・資金等のインフラを整えた上で、学生を中心とする運営メンバーが活動するという形を取ることにしました。

また、医学生の大規模なオンライン・コミュニティを、営利目的や政治目的で活用したいという人物・団体は少なくありません。それらから独立し、中立の立場を担保するためにも、持続可能な組織を作ることが必要と考えています。

調査の実施について

MyFFが作成する調査を定期的にLINEを通じて配信します。調査作成段階では、医学生がお互いについて本当に知りたいことを調査するために、医学生の皆さんからいただいた「みんなに訊いてみたい質問」を取り入れていきます。調査結果の公開時のフィードバックフォームの他、お問合せフォームからも質問を募集しておりますので、ぜひ気軽にアイデアをお送りください。

同時に、MyFFでは他団体の調査に協力することもあります。上記で述べてきたような、私たちの理念と一致する目的を持った調査であるかどうか、調査の実施の公益性を学生の目線で判断したうえで協力することを決定した調査なので、独自調査と同じように回答していただきたいと思います。なお、実施の際には、MyFF独自調査とは異なることが分かる形でLINEメッセージが配信されます。

(MyFFを通じて調査を行いたいとお考えの方には別途ご案内を差し上げておりますので、お問合せフォームよりご連絡ください。(可能な限り、調査設計前にご連絡いただければ幸いです。))